結婚生活の問題点:
親戚問題

結婚をするということは、親戚が倍に増えることも意味しています。一般的に、結婚前は親が二人だったのに対して、結婚後は義理の両親が増えて4人の親を持つことになります。同じように伯父(叔父)や伯母(叔母)、従兄弟(従姉妹)も増えることになります。

それまで会ったこともなかった人が、結婚によっていきなり親戚になることによって生まれる問題が結婚生活には伴います。

人付き合いが好きで誰とでも仲良くなれるような場合では大きな問題にはなりませんが、それが苦手な人にとっては、親戚という“他人”との付き合いはストレスなってしまいます。

しかし、結婚によって家庭を作るということは、この親戚付き合いは避けては通れない問題の1つです。

仲でも接する機会が多い義父母との関係は問題が大きくなりやすいと言えます。
それぞれの両親に認められた結婚を前提にした時、その親子関係を義父・義母の立場から義理の息子・娘を見た状況は、一般的に下記のように説明することが出来ると思われます。

●義父の視点
義父から義理の息子(夫)を見た場合、一般的には一人の世帯主として認識をします。その為、自分の家族と娘家族を全く切り離して考えることが出来る為、よほど夫に問題が無ければ大きな問題には発展しません。

同様に、義理の娘(嫁)を見た場合には、“息子の嫁”という認識と一緒に“一人の女性”として認識をする為、女性(嫁)を尊重する傾向にあります。その為、よほど嫁に問題が無い限り大きな問題には発展しません。

●義母の視点
義母から義理の息子(夫)を見た場合、自分と娘をダブらせることにより、娘の立場で夫婦関係を見ることが出来ます。その為、よほど夫に問題が無ければ大きな問題には発展しません。

ただし、義理の娘(嫁)を見た場合、“嫁姑問題”と言われるように大きな問題に発展することが多く、嫁姑問題が原因やきっかけとなって離婚にまで至るケースも少なくないようです。


◆嫁姑問題
夫婦が持つ親子関係の中で、特に大きな問題に発展することが多い“嫁姑問題”ですが、なぜ、義理の娘と母親は大きな問題に発展するのでしょうか。

妻によほどの問題がある場合は論外になりますが、嫁姑問題の原因は“義母の心情”にあり、その問題を大きくしているのは、“夫の態度”だと言うことが出来ます。


親というものは、自分の子供を本能的に無条件で愛していると言えます。特に異性の子供に対してその傾向が強いようで、父親が娘を溺愛しているという話をよく耳にします。

同様に母親は息子に対して溺愛する傾向が強く、“子離れ”が出来ない母親も多く存在します。また、このような母親の元で育った息子は“マザコン”と呼ばれる状況になってしまうことも、よく聞く話です。


このような傾向にある母親は、息子に対して“一人の人間”として捉えることが出来ない為、子供を“自分の分身”と認識していることが多いようです。

また、親子愛と夫婦愛を混同してしまう傾向が強い為、義理の娘(妻)に対してライバル的な認識になってしまいます。

このような理由により、夫婦間の生活に口を出すことが多くなり、妻は必要以上に口出しをする義母に対して大きなストレスを抱くようになります。

●解決法
この嫁姑問題を大きくさせている原因は“夫の態度”になりますが、逆に言えば、夫の態度次第で、この問題を抑えるばかりか、根本の原因となっている“義母の心情”を解決させることも可能になります。

夫は、結婚によって新たな家庭を持っていることを認識して、独立して“一家の主”になったことを自覚する必要があります。

つまり、夫が守るべき対象は妻や子供であって、母親を守るのは父親の役割だという事を認識しなければいけません。

嫁姑問題で妻が傷つくことがあれば、その傷を癒すのは夫の役目であり、その結果として母親を傷つけたとしても、母親の傷を癒すのは父親の役目で息子が介入するべきことではありません。

このように、夫がハッキリと“一家の主”としての態度を示すことで、母親も同じように認識することができ、“親子の付き合い”を“家庭同士の付き合い”に変えることが出来ます。

さらに、妻は“夫は自分の味方である”という認識をより一層持つことが出来る為、夫婦仲を向上させることにも繋がります。

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